ビオフェルミン製薬(4517) 2019年3月期決算短信をチェックします。

9日にビオフェルミン製薬(4517)の決算短信が発表されましたので
振り返りたいと思います。
我々株主にとってはとても不安にさせる決算短信でしたね。
私自身は先日買ったばっかりでしたが、一度手放すことにしました。


2019年3月期の振り返り

(表1)


売上高は+6.1%増の11,542百万円、営業利益は-0.2%減の3,186百万円そして、
経常利益・当期純利益は微増とほぼ会社予想通りの決算でした。(表1)


EPS,BPS共に順調な成長を続けており、この面は問題なさそうだと一安心したところでした。


次に損益計算書も見ておきます。
(表2)


営業利益が微減しているのは製造原価中の労務費が50百万円ほど増加してことが原因のひとつと考えられ、これは工員の賃金増加などが考えられますが、はっきりとした原因を掴むことは不明です。(表2)
本年度は販促費・広告宣伝費計を10百万円以上減少させたにも関わらず、
(前比92% 当方での計算)売上高+6.1%となっていることから、市場には追い風が吹いていることが考えられ、こちらは良い傾向が現れているものと考えます。


来期の見通し

(表3)


営業利益△22.2%の2,480百万円の減益予想が出てしまいました。(表3)
何も説明資料がないのは株主をないがしろにしていると言ってもいいのではないでしょうか。かなり控えめで、判断軸が持てず、なんとも言い難いところです。
前述のとおり、市況が良い状態ですので販促・広告宣伝費への投下ではなく、
新事業への費用を計上しているものと推察します。
いずれにせよ私の目論見からは外れる予想となりましたので、一度売り抜けたいと考えています。